トランプの支持率さらに低下──関税が最大の足かせ、中間選挙にも逆風か
Donald Trump’s Approval Rating Falls Again in Poll

国連総会で演説したトランプ(9月23日、ニューヨーク) REUTERS/Al Drago
<各種調査は、トランプ離れが無党派層や支持基盤に広がっている可能性を示している>
アメリカのドナルド・トランプ大統領の支持率が再び下落した。新たな世論調査によれば、不支持が支持を上回る状況が続いている。
調査会社エシュロン・インサイツが9月18日から22日にかけて実施した世論調査によると、トランプの不支持率は前月の51%から53%に上昇し、支持率は2ポイント減の45%に下がった。結果として、支持と不支持の差(純支持率)はマイナス4ポイント悪化している。
トランプの純支持率がマイナス8ポイントに達するのは、2期目に入ってからこれで3度目となる。
トランプの支持率が下落傾向にあることを示す調査結果はこれだけではない。トランプのように賛否が大きく分かれる指導者の場合、支持率の継続的な低下は無党派層や支持基盤の熱量低下を示唆する可能性がある。
トランプの支持率低下は他の調査でも確認されている。ユーガブ/エコノミストによる直近の世論調査では、支持率が過去最低の39%にまで落ち込み、不支持は57%に達した。前週の同調査では支持41%・不支持54%だった。
◾️トランプ支持率と不支持率(Newsweek調べ)
*黒が支持率、赤が不支持率