ニュース速報
ワールド

独仏西の次世代戦闘機計画が難航、3カ国国防相が打開策協議へ

2025年08月29日(金)12時53分

ドイツのピストリウス国防相は28日、ドイツ、フランス、スペインが進める次世代戦闘機開発計画、将来戦闘航空システム(FCAS)プロジェクトについて、3カ国の国防相が10月にプロジェクトを再び軌道に乗せるための選択肢を検討すると明らかにした。パリ国際航空ショーで展示されたモデル、2023年6月(2025年 ロイター/Benoit Tessier)

Sabine Siebold Andrei Khalip

[ベルリン/マドリード 28日 ロイター] - ドイツのピストリウス国防相は28日、ドイツ、フランス、スペインが進める次世代戦闘機開発計画、将来戦闘航空システム(FCAS)プロジェクトについて、3カ国の国防相が10月にプロジェクトを再び軌道に乗せるための選択肢を検討すると明らかにした。

ベルリンでスペインのロブレス国防相と会談したピストリウス氏は、プロジェクトが相次ぐ障害に直面してきたと認めた上で、会談では障害要因と解決策を特定して年内に最終的な選択肢を示すと説明。「われわれは一致団結し、いずれかの国、あるいは全ての国が自国の利益を脇に置く必要がある。何としても成功させなければならない。われわれにはこのプロジェクトが必要だ」と記者団に述べた。

FCASは、仏ダッソー・アビエーションの戦闘機「ラファール」およびドイツ、スペインの戦闘機「ユーロファイター」を、2040年から第6世代戦闘機に更新する推定総額1000億ユーロ(1170億ドル)超のプロジェクト。しかしドイツとフランスは企業連合の構成比率を巡って対立している。

今週も、フランス業界が単独の主導権を主張することで、開発の第2段階入りを阻止しているとドイツ政府が批判したと報じられた。第2段階では、飛行可能な実証機の開発が計画されている。

ピストリウス氏は、第2段階を開始するか否かの決定は第4・四半期に成されると述べた。

ロブレス氏はFCASプロジェクトについて「スペインは全面的にコミットしており、このプログラムは継続しなければならない」と強調した。

ドイツのメルツ首相は27日、フランスのマクロン大統領との間でFCASの将来について年末までに決定することで合意したと述べていた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ドイツ小売売上高、7月は予想以上に減少 輸入物価は

ビジネス

芝浦電子、ヤゲオTOBへの意見「改めて表明」 相乗

ビジネス

仏GDP、第2四半期確報は前期比+0.3% 速報と

ビジネス

シャープ、亀山北工場を12億円で売却 
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 2
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ」とは何か? 対策のカギは「航空機のトイレ」に
  • 3
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 4
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 5
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 6
    トレーニング継続率は7倍に...運動を「サボりたい」…
  • 7
    「ガソリンスタンドに行列」...ウクライナの反撃が「…
  • 8
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 9
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 10
    米ロ首脳会談の後、プーチンが「尻尾を振る相手」...…
  • 1
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 2
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 3
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 4
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 5
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 6
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
  • 7
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 8
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 9
    脳をハイジャックする「10の超加工食品」とは?...罪…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 10
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中