韓国、AI主導の成長促進へ大幅歳出拡大へ 25年比8.1%増

韓国政府は、李在明大統領がAI(人工知能)への投資促進政策を通じて経済成長を押し上げようとする中、来年の歳出を過去4年間で最も大幅に拡大する方針だ。25日撮影(2025年 ロイター/Annabelle Gordon)
Jihoon Lee
[ソウル 29日 ロイター] - 韓国政府は、李在明大統領がAI(人工知能)への投資促進政策を通じて経済成長を押し上げようとする中、来年の歳出を過去4年間で最も大幅に拡大する方針だ。
29日に発表された年間歳出計画で、企画財政省は2026年の政府支出総額を728兆ウォン(5244億4000万ドル)とした。25年比8.1%増で、今年の2.5%増を上回り、今年までに導入された2つの補正予算を除けば22年以来最大の伸びとなる。
具潤哲・企画財政相は「財政政策は回復の火種を大きくするためにポンプを始動させる必要がある」と述べた。
社会福祉への支出は26年に8.2%増の269兆1000億ウォンとなり、世界最低の出生率を押し上げるためのプロジェクトが増える。
AI投資のための研究費は過去最高となる19.3%増の35兆3000億ウォン、関税で打撃を受ける輸出企業を支援するための産業政策は14.7%増の32兆3000億ウォンとなる。文化産業への支出も8.8%増の9兆6000億ウォン。
防衛費については、米国からの圧力が強まる中、8.2%増の66兆3000億ウォン(GDP=国内総生産=の約2.4%に相当)に引き上げられる。
政府は26年に232兆ウォンの国債を発行する。国債の純増額は115兆7000億ウォン、財政赤字をファイナンスするための計画発行額は110兆ウォンと見込まれている。
ドル建てとウォン建ての外国為替安定化債の発行上限はそれぞれ14億ドルと13兆7000億ウォンに設定される。
予算案は与党が主導する国会に提出され、承認を受ける。