ニュース速報
ワールド

G20、富の格差検証へ初の作業部会 スティグリッツ氏が議長

2025年08月29日(金)10時43分

南アフリカのラマポーザ大統領は28日、世界的な富の不平等と、それが経済成長、貧困、多国間主義に与える影響を検証するための20カ国・地域(G20)専門家作業部会を立ち上げた。写真は7月6日、ブラジルのリオデジャネイロで撮影(2025年 ロイター/Ricardo Moraes)

[ヨハネスブルグ 28日 ロイター] - 南アフリカのラマポーザ大統領は28日、世界的な富の不平等と、それが経済成長、貧困、多国間主義に与える影響を検証するための20カ国・地域(G20)専門家作業部会を立ち上げた。G20として初めての取り組みとなる。

作業部会は6人で構成され、ノーベル経済学賞受賞者のジョセフ・スティグリッツ氏が議長を務める。国連合同エイズ計画(UNAIDS)事務局長のウィニー・ビャニマ氏や、マサチューセッツ大学アマースト校教授で開発経済学者のジャヤティ・ゴーシュ氏など著名な人物も参加する。11月にヨハネスブルグで開催予定のG20首脳会議に報告書を提出する見込みだ。

南アフリカは今年のG20議長国として、不平等の拡大や政府債務の負担など貧困国に影響を与える問題に焦点を当てようとしている。

ラマポーザ大統領は声明で「世界的な富の不平等という課題に正面から取り組み、実践的な解決策を提示する取り組みを立ち上げることを誇りに思う」と述べた。

スティグリッツ氏は作業部会の目標について、不平等を巡る世論の不満をG20首脳に対する実現可能な政策提案に変えることだと説明した。

世界不平等報告書によると、2021年時点で世界人口の半数を占める最も貧しい層が保有する富は全体のわずか2%に過ぎず、上位10%が富の76%を支配していた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏息子出資のビットコイン採掘企業、9月取引

ワールド

独仏西の次世代戦闘機計画が難航、3カ国国防相が打開

ビジネス

武藤経産相「途中放棄の責任極めて大きい」、三菱商の

ワールド

インド経済は底堅い、米国の通商政策が下振れリスク 
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 2
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ」とは何か? 対策のカギは「航空機のトイレ」に
  • 3
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 6
    トレーニング継続率は7倍に...運動を「サボりたい」…
  • 7
    「ガソリンスタンドに行列」...ウクライナの反撃が「…
  • 8
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 9
    米ロ首脳会談の後、プーチンが「尻尾を振る相手」...…
  • 10
    自らの力で「筋肉の扉」を開くために――「なかやまき…
  • 1
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 2
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 3
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 4
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 5
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 6
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 7
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
  • 8
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 9
    脳をハイジャックする「10の超加工食品」とは?...罪…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 10
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中