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日米合意に為替は含まれず、ベセント氏と認識共有=加藤財務相

2025年07月23日(水)15時49分

 7月23日 加藤勝信財務相(写真)は23日午後、日米関税合意を受けて記者団の取材に応じ、今回の赤沢亮正経済再生相とトランプ米大統領との会談で「為替に関する内容は含まれていない」と述べた。写真は4月17日、都内で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

Tamiyuki Kihara

[東京 23日 ロイター] - 加藤勝信財務相は23日午後、日米関税合意を受けて記者団の取材に応じ、今回の赤沢亮正経済再生相とトランプ米大統領との会談で「為替に関する内容は含まれていない」と述べた。加藤氏はまた「ベセント財務長官とすでに基本的な認識を共有している」と強調した。

相互関税が15%で決着したことの日本経済への影響については「今後、関税措置が経済に与える影響を十分に分析し、特に中小企業、小規模事業者への資金繰りなどの支援に万全を期していきたい」と話した。

また、5500億ドルとされた新たな対米投資に関しては、国際協力銀行(JBIC)や日本貿易保険(NEXI)を活用するとし、「(両者が)業務を円滑に実施できるよう、資本の強化などのために必要な措置を講じる必要がある」と述べた。

一方、記者団から40年債の入札が低調だった点について質問されると、「適正な国債管理政策を行うとともに、やはり財政に対する信認は大変大事だ。経済の再生をしっかり図りながら、同時に経済財政の健全化を進めていく」と語った。

ロイター
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