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FRB議長後任指名を急がず、大統領が決定 ベセント財務長官指摘

2025年07月23日(水)22時04分

ベセント米財務長官は23日、トランプ政権はパウエル連邦準備理事会(FRB)議長(写真)の後任となる新議長の指名を急いでいないと述べた。22日撮影(2025年 ロイター/Ken Cedeno)

[ワシントン 23日 ロイター] - ベセント米財務長官は23日、トランプ政権はパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の後任となる新議長の指名を急いでいないと述べた。

長官はブルームバーグTVのインタビューで「手続きを進めている。明らかにトランプ大統領が決めることで、われわれは急いではいない」と答えた。

議長の任期は2026年5月までだが、理事としての任期は2028年1月まである。トランプ大統領は繰り返しパウエル議長の辞任を求めているが解任はしないとしている。

前日放映された別のインタビューで長官は、パウエル氏が今すぐ辞任する必要はないと述べていた。

ボウマン理事が候補に挙がっているかとの質問に、ベセント長官は「名前を挙げるつもりはないが、これまでも述べたように理事の候補者はいる。地区連銀総裁には女性もおり、FRB外にも素晴らしい女性がいる」と語った。

ベセント氏は、パウエル氏と定期的な会合を続けているとし、2028年の理事任期終了前に退くかどうかパウエル氏から聞いていないと指摘。「彼はそうすると考えている。それがFRBにとって非常に良いことで彼個人にとっても非常に良いことだと思う」と述べた。

ロイター
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