米、フーシ派関連団体などに追加制裁 石油密輸や資金洗浄で

　米国は２２日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派とつながる石油密輸・制裁回避ネットワークと見なした組織と個人に新たな制裁を発動した。写真はフーシ派戦闘員ら。サナアで昨年１２月撮影（２０２５年　ロイター/Khaled Abdullah）

Daphne Psaledakis

[ワシントン ２２日 ロイター] - 米国は２２日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派とつながる石油密輸・制裁回避ネットワークと見なした組織と個人に新たな制裁を発動した。

米財務省は声明で、この日に制裁対象となったイエメンとアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）の個人２人と５団体について、フーシ派に利益をもたらす石油製品輸入とマネーロンダリング（資金洗浄）の最重要実行者に含まれると説明した。

フォーケンダー財務副長官は「フーシ派は石油製品輸入から莫大な利益を上げ、国際金融システムへのアクセスを確保するため便乗商人と結託している」と指摘。

「こうしたいかがわしいビジネスネットワークはフーシ派のテロ活動手段の基盤となっており、財務省はあらゆる手段を駆使して活動計画を阻止していく」と述べた。