欧州企業、第2四半期は0.3%減益見通し やや改善=LSEG

LSEGが22日に発表した欧州企業の第2・四半期利益予想によると、世界貿易を巡る不確実性が継続し、欧州連合(EU)が米国の主要関税への対抗措置を準備している中でも、見通しはわずかに改善した。写真は、米国旗と欧州連合旗を使ったイメージ。4月10日に撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
Javi West Larrañaga Marleen Kaesebier
[22日 ロイター] - LSEGが22日に発表した欧州企業の第2・四半期利益予想によると、世界貿易を巡る不確実性が継続し、欧州連合(EU)が米国の主要関税への対抗措置を準備している中でも、見通しはわずかに改善した。
欧州企業の第2・四半期平均利益のアナリスト予想は前年同期比0.3%減。前週時点(0.7%減)から見通しが改善した。
トランプ米大統領が2月に「相互関税」計画を発表して以来、STOXX欧州600種指数企業の利益予想は着実に悪化している。発表直前のアナリスト予想では、第2・四半期利益は前年同期比9.1%増だった。
一方、第2・四半期売上高のコンセンサス予想は下降が続いており、アナリスト予想は前週の3.0%減から3.1%減に悪化。実現すれば1年超ぶりの低水準となる。
STOXX欧州600種企業の昨年第2・四半期の平均利益は3.0%増、売上高は0.8%減だった。