世界の水事業が停滞、米政権の援助削減で 数百万人のリスク増大

米国の対外援助をほぼ全面的に削減するトランプ政権の決定を受け、世界中で数十の水・衛生プロジェクトが未完成のまま放置され、恩恵を受けるはずだった人々に新たな危険をもたらしていることがロイターの取材で分かった。写真は、キブ湖の岸辺で洗濯をする女性ら。6月16日、コンゴ民主共和国の北キブ州のゴマで撮影(2025年 ロイター/Arlette Bashizi)
Ammu Kannampilly Andy Sullivan
[タベタ(ケニア) 19日 ロイター] - 米国の対外援助をほぼ全面的に削減するトランプ政権の決定を受け、世界中で数十の水・衛生プロジェクトが未完成のまま放置され、恩恵を受けるはずだった人々に新たな危険をもたらしていることがロイターの取材で分かった。
ロイターはインフラ計画に詳しい17人の関係者に取材し、16カ国で21件の未完成プロジェクトを特定した。これらのプロジェクトのほとんどはこれまで報道されていない。
米国や地元当局者への取材やロイターが閲覧した内部文書によると、1月以降、数億ドルの資金援助が打ち切られたため、現場では作業が停止し、建築資材も無防備なまま放置されている。
その結果、米国から清潔な飲料水と信頼できる衛生施設を約束されていた何百万人もの人々が、自力での対応を余儀なくされている。
匿名を条件に話した2人の米政府関係者によると、マリでは学校や診療所に給水するための給水塔が放棄された。ネパールでは、100以上の飲料水システムの建設が中止され、配管用品と6500袋のセメントが地元に残された。同国の水資源相によると、自国の資金で工事を終える予定だという。
レバノンでは、水道事業者に安価な太陽光発電を提供するプロジェクトが中止され、約70人が職を失い、地域サービスの改善計画がとん挫した。レバノンのエネルギー省顧問によると、電力会社は現在、ディーゼル燃料などの電源に頼っているという。
ケニアではタイタ・タベタ郡の住民が、未完成の灌漑用水路が決壊して農作物が流される可能性があるため、以前よりも洪水被害を受けやすくなっていると訴えている。地域の指導者によると、リスク軽減には2000ドルかかるという。これは、この地域の平均年収の2倍に相当する。
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