メキシコ、カナダと貿易協力強化で合意 トランプ関税踏まえ

7月16日、 メキシコのシェインバウム大統領(写真)はカナダのカーニー首相と電話会談し、8月1日に発効するトランプ米政権の関税措置を踏まえ、貿易協力を強化することで合意したと明らかにした。メキシコ市で14日撮影(2025年 ロイター/Raquel Cunha)
[メキシコ市 16日 ロイター] - メキシコのシェインバウム大統領は16日、カナダのカーニー首相と電話会談し、8月1日に発効するトランプ米政権の関税措置を踏まえ、貿易協力を強化することで合意したと明らかにした。
定例記者会見で「(米国・メキシコ・カナダ)協定を尊重する必要があるという立場で一致し、トランプ大統領から受け取った書簡に関する経験を共有した」と述べた。
両国が米国との交渉で取っている戦略について協議したとも明らかにした。
シェインバウム氏はまた、カーニー氏がメキシコを訪問する予定だが、日程は決まっていないとした。
さらに、メキシコの実業家カルロス・スリム氏ら経済界首脳とこのほど会談し、関税について協議したとし、メキシコ企業が米国で計画している投資について明確に提示することで、当該企業が交渉に参加できるようにすることを提案したと述べた。