バーレーン、米に170億ドルの投資表明 ボーイング機購入など

中東バーレーンのサルマン皇太子は16日、米国に170億ドル超を投資する計画を発表した。(2025年 ロイター/Nathan Howard)
Steve Holland Trevor Hunnicutt
[ワシントン 16日 ロイター] - 中東バーレーンのサルマン皇太子は16日、米国に170億ドル超を投資する計画を発表した。トランプ米大統領との会談で明らかにした。
サルマン皇太子はトランプ氏とホワイトハウスで会談し、貿易やイラン情勢、地域安全保障問題などについて協議。「米国に対する170億ドル相当の取引を発表できることを非常に嬉しく思う」とし、「これは偽りではなく、実際の取引だ」と強調した。
ホワイトハウス当局者によると、同計画の下でバーレーンの国営航空会社ガルフ・エアが米ボーイング機12機(6機のオプションを含む)と、米ゼネラル・エレクトリック(GE)製エンジン40基を購入する。契約総額は約70億ドルになるという。
トランプ大統領は5月、湾岸諸国を歴訪。最初の訪問国サウジアラビアで米国への6000億ドルの投資確約を取り付けたほか、約1420億ドル規模の武器売却でも合意した。
バーレーンは米国の重要な安全保障上のパートナーで、米海軍第5艦隊の拠点となっている。