ニュース速報
ワールド

マレーシア、米国製AI半導体の輸出・積み替えを貿易許可の対象に

2025年07月14日(月)12時54分

マレーシア投資貿易産業省は14日、米国製の高性能人工知能(AI)半導体の輸出、積み替え、通過に貿易許可取得を義務付けると発表した。資料写真、AMDのAI半導体、6月撮影(2025年 ロイター/Max A. Cherney)

[クアラルンプール 14日 ロイター] - マレーシア投資貿易産業省は14日、米国製の高性能人工知能(AI)半導体の輸出、積み替え、通過に貿易許可取得を義務付けると発表した。即日実施する。

同省は声明で、マレーシアの戦略物資リストに明記されていない品目を輸出したり、積み替えたりする場合、あるいはトランジットで持ち込む場合、個人や企業は少なくとも30日前までに当局に通知する必要があるとした。

また、マレーシアが米国製の高性能AI半導体を戦略物資リストに加えるかどうか検討する間、この措置が規制上の抜け穴を埋める役割を果たすと説明した。

その上で「マレーシアは個人や企業による輸出規制回避や違法貿易活動への関与の試みに断固とした対応を取る。そうした個人や企業は厳しい法的措置に直面する」と述べた。

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が3月に報じたところによると、マレーシアはAI開発に不可欠な半導体の中国への流入を阻止するよう米国から圧力を受け、半導体に関する規制強化に取り組んでいる。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

6月米製造業生産0.1%上昇、高関税措置の影響続く

ワールド

フーシ派向けイラン製武器押収、イエメンの対抗勢力=

ワールド

トランプ氏、FRB議長解任の「計画なし」 解任の公

ワールド

イラン最高指導者、新たな攻撃に「対応する用意ある」
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 2
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏にも送電開始「驚きの発電法」とは?
  • 3
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長だけ追い求め「失われた数百年」到来か?
  • 4
    ネグレクトされ再び施設へ戻された14歳のチワワ、最…
  • 5
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 6
    「巨大なヘラジカ」が車と衝突し死亡、側溝に「遺さ…
  • 7
    「飛行機内が臭い...」 原因はまさかの「座席の下」…
  • 8
    約3万人のオーディションで抜擢...ドラマ版『ハリー…
  • 9
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 10
    「死ぬほど怖かった...」高齢母の「大きな叫び声」を…
  • 1
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首」に予想外のものが...救出劇が話題
  • 4
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 5
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 6
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 7
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 8
    完璧な「節約ディズニーランド」...3歳の娘の夢を「…
  • 9
    イギリスの鉄道、東京メトロが運営したらどうなる?
  • 10
    エリザベス女王が「うまくいっていない」と心配して…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 4
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 5
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 6
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 7
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 8
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 9
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
  • 10
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中