中国、独軍機へのレーザー照射疑惑に反論 「事実と異なる」

7月9日、 紅海で作戦中のドイツ軍機に中国軍機がレーザーを照射したとされる問題で、中国外務省の毛寧報道官はドイツ側の発表は「中国が把握している事実とは全く異なる」と反論した。写真は両国の旗。北京で2024年12月撮影(2025年 ロイター/Tingshu Wang)
[9日 ロイター] - 紅海で作戦中のドイツ軍機に中国軍機がレーザーを照射したとされる問題で、中国外務省の毛寧報道官は9日、ドイツ側の発表は「中国が把握している事実とは全く異なる」と反論した。
毛氏は定例記者会見で、「中国海軍はアデン湾やソマリア周辺海域で護衛活動を実施し、大国としての責任を果たし、国際水路の安全維持に貢献した」と主張した。
中国とドイツは「事実に基づいた態度で臨み、誤解や誤った判断を避けるため意思疎通を強化すべきだ」と訴えた。
ドイツ外務省は8日、欧州連合(EU)が紅海で行っていた作戦に参加していた独軍機に中国軍がレーザーを照射したとして、駐独中国大使を呼び出した。