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ベトナム、初の原発建設でロシア企業と8月に契約締結へ
2025年06月25日(水)13時32分
[ハノイ 24日 ロイター] - ベトナム政府は24日、同国初の原子力発電所を建設するための契約を8月にロシア企業との間で締結する方針を発表した。
政府の声明によると、同国中部ニントゥアン省の建設用地は整地作業が今年末までに完了する予定。
ベトナムでは、急成長する経済を下支えするため発電能力を増強する取り組みの一環として、10年近く前に停止されていた原子力発電所の開発計画が再開された。これを受けて今回の契約締結へ向けた動きが進んだ。
政府は以前、合計の発電能力が6.4ギガワットとなる複数の原子力発電所を2030年から35年にかけて稼働させる見通しを示していた。
政府は24日、財務省、中央銀行、国営エネルギー会社ペトロベトナム、ベトナム電力公社(EVN)に対してこのプロジェクト向けの融資に関して関係者と協力するよう指示したと発表した。