ウォン建てステーブルコイン、段階的導入が望ましい=中銀副総裁

6月24日、韓国銀行(中央銀行)のユ・サンデ上級副総裁は、ウォン建てステーブルコインについて、段階的な導入が望ましいと述べた。写真は同行の前景。ソウルで2016年3月撮影(2025年 ロイター/Kim Hong-Ji)
[ソウル 24日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)のユ・サンデ上級副総裁は、ウォン建てステーブルコインについて、段階的な導入が望ましいと述べた。
会見で「まずは厳格な規制の対象となっている商業銀行に発行を認め、その経験を基に非銀行部門へと段階的に拡大していくことが望ましい」と発言。
ステーブルコインを導入すれば、金融政策や取引決済システムに多大な影響が出る恐れがあるとし、金融市場の混乱を防ぎ、利用者を保護するため、セーフティーネットが必要だと主張した。
中銀の李昌ヨン総裁も、ウォン建てステーブルコインの発行自体には反対しないものの、資本フローの管理について懸念があると述べている。
李在明大統領は、企業にウォン建てステーブルコインの発行を認めるという選挙公約を実行に移すとみられている。