ホルムズ海峡リスク、ブレント原油一時110ドルも=ゴールドマン

米金融大手ゴールドマン・サックスは22日付のノートで、ホルムズ海峡の封鎖に伴う世界的なエネルギー供給リスクに言及した。写真は昨年1月撮影(20250年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
[23日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスは22日付のノートで、ホルムズ海峡の封鎖に伴う世界的なエネルギー供給リスクに言及。同海峡を通過する石油量が1カ月間半減し、その後の11カ月間に1割減少した場合、ブレント原油は一時的に1バレル=110ドルに達する可能性があるとしている。
その後価格は落ち着き、2025年第4・四半期のブレント平均価格は95ドル程度になるとの見通しを示した。
また、イランの供給が日量175万バレル減少した場合、ブレントは約90ドルのピークに達する可能性があるとも指摘した。
「中東情勢は依然として流動的だが、米国と中国を含め、ホルムズ海峡の持続的かつ大規模な封鎖を阻止しようとする経済的インセンティブは強いと思われる」と記した。