豪、米のイラン攻撃を支持 外交再開呼びかけ

6月23日、オーストラリアのウォン外相は、米国の対イラン攻撃に支持を表明した上で、緊張緩和と外交関係の回復を呼びかけた。ニューヨークで2024年9月撮影(2025年 ロイター/Kent J. Edwards)
[シドニー 23日 ロイター] - オーストラリアのアルバニージー首相は23日、米国によるイラン攻撃に対する支持を表明するとともに、緊張緩和と外交努力の再開を呼びかけた。
キャンベラで記者団に対し、「世界はこれまでイランが核兵器を保有することを許してはならないとの認識で一致している。われわれはそのための行動を支持する」と語った。
イランがウランを60%まで濃縮したとの情報が明らかになっているとし、「民生用原子力発電とは関係のない計画を進めているとしか説明がつかない」と指摘した。
ウランの濃縮制限について、「IAEAなど関係機関からの極めて妥当な要請にイランが応じていれば、状況は異なっていただろう」と述べた。
ウォン外相もテレビ局チャンネルセブンの番組インタビューで、「われわれはイランの核兵器保有を阻止するために米国が取った行動を支持する」と語った。
また、一連のテレビ・ラジオインタビューで、オーストラリアはイランが交渉のテーブルに戻ることを求める英国などの呼びかけに賛同していると述べた。
「われわれはエスカレーションを望まない」とキャンベラで記者団に語った。