ニュース速報
ワールド

米副大統領「イランではなく核開発と戦争」、体制転換意図を否定

2025年06月23日(月)10時39分

 6月22日、バンス米副大統領は、米国が戦っているのはイランではなく、イランの核開発計画だと述べた。ロサンゼルスで20日撮影(2025年 ロイター/Daniel Cole)

[ワシントン 22日 ロイター] - バンス米副大統領は22日、米国が戦っているのはイランではなく、イランの核開発計画だと述べた。また、トランプ大統領が命じた攻撃がイランの核開発を非常に長期間遅らせたとの見方を示した。

NBCのインタビューで「われわれはイランと戦争をしているのではない。イランの核開発計画と戦争をしている」とし、「イランの核開発をかなり遅らせたと思う。同国が核兵器を開発できるようになるまでには非常に長い年月がかかるだろう」と述べた。

また、イランが誠意ある交渉を行わなかったと非難し、それが米国の攻撃につながったと指摘した。

「政権交代を望んでいない」とも強調し、「事態を長引かせたくはない。核開発を終わらせ、長期的な解決策についてイラン側と協議したい」と語った。

バンス氏はトランプ大統領がイラン攻撃に踏み切る直前に最終決定したとし、攻撃実施以降、イラン側から「間接的な」メッセージを幾つか受け取っていると述べた。

「地上部隊派遣に関心はない」とも明言した。

民主党議員からトランプ氏の行動は違憲で、外国に宣戦布告する権限は議会にあるとの批判が出ていることに対しては、トランプ氏には「大量破壊兵器の拡散を阻止するために行動する明確な権限」があると反論した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

NZの投資家向け「ゴールデンビザ」に申請殺到、半数

ビジネス

午後3時のドルは147円前半に上昇、中東情勢悪化な

ビジネス

米のイラン攻撃で経済の不透明感増大、FRB議長証言

ビジネス

インド、世界的金融企業がデリバティブ市場強化のため
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:コメ高騰の真犯人
特集:コメ高騰の真犯人
2025年6月24日号(6/17発売)

なぜ米価は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「過剰な20万トン」でコメの値段はこう変わる
  • 2
    飛行機内で「最悪の行為」をしている女性客...「あり得ない!」と投稿された写真にSNSで怒り爆発
  • 3
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の「緊迫映像」
  • 4
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 5
    イランとイスラエルの戦争、米国より中国の「ダメー…
  • 6
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 7
    「イラつく」「飛び降りたくなる」遅延する飛行機、…
  • 8
    EU、医療機器入札から中国企業を排除へ...「国際調達…
  • 9
    ホルムズ海峡の封鎖は「自殺行為」?...イラン・イス…
  • 10
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 1
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 2
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の「緊迫映像」
  • 3
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 4
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 5
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 6
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
  • 7
    イタリアにある欧州最大の活火山が10年ぶりの大噴火.…
  • 8
    「アメリカにディズニー旅行」は夢のまた夢?...ディ…
  • 9
    ホルムズ海峡の封鎖は「自殺行為」?...イラン・イス…
  • 10
    イランとイスラエルの戦争、米国より中国の「ダメー…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 3
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 4
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 7
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 8
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 9
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 10
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中