イラン攻撃「米国に事前に通知」、ネタニヤフ首相が表明

イスラエルのネタニヤフ首相は13日、イスラエルがイランに対して実施した大規模攻撃について、米国に事前に通知していたと明らかにした。6月11日撮影(2025年 ロイター/Ronen Zvulun)
[エルサレム 13日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は13日、イスラエルがイランに対して実施した大規模攻撃について、米国に事前に通知していたと明らかにした。
ネタニヤフ首相は録画されたビデオメッセージで「米国の立場については米国に任せる。イスラエルは事前に米国に情報を伝え、米国は攻撃について承知していた。米国が今後どのように行動するかはトランプ米大統領に任せる。トランプ氏は独自に決断を下す」と述べた。
その上で「私はトランプ氏に代わって語ることはしない。トランプ氏は断固とした態度で自ら発言している。トランプ氏は、イランは核兵器を保有することはできず、ウラン濃縮能力を持つこともできないと述べている」と語った。
米政権はイランに先制攻撃を行ったイスラエルから距離を置こうと努めており、ルビオ国務長官は、イスラエルによる対イラン攻撃について事前に連絡を受けていたとしながらも、「われわれはイランへの攻撃に関与しておらず、最優先事項はこの地域の米軍を守ることだ」と述べていた。