カナダのG7サミット会場、大規模な山火事の影響受ける恐れも

カナダ西部アルバータ州カナナスキスで来週開幕する主要7カ国首脳会議(G7サミット)は、同国で続く大規模な山火事の影響を受けるかもしれない。写真はカナナスキスで9日撮影。(2025年 ロイター/Todd Korol/File Photo)
[ウィニペグ(カナダ・マニトバ州) 12日 ロイター] - カナダ西部アルバータ州カナナスキスで来週開幕する主要7カ国首脳会議(G7サミット)は、同国で続く大規模な山火事の影響を受けるかもしれない。
カナナスキスは直接火災が及んでいる地域ではない。しかし現在も120カ所で制御不能状態にある山火事は一部がアルバータ州の北部や、西隣のブリティッシュコロンビア州西部にまで広がり、延焼面積は370万ヘクタールとこの時期としては過去数十年で2023年に次ぐ2番目に大きい山火事とされる。
カナダ政府は12日、カナナスキスから最も近い主要都市カルガリーを、噴煙による大気汚染リスクが高い地域のリストに加えた。
ここ数日カナダ西部には雨が降ったものの、火災鎮圧につながるほどの量ではなかった。
複数のカナダ政府高官は12日、G7サミットに関する説明の場で、山火事がサミットにもたらすリスクを最小限にとどめる措置を講じていると強調した。