イラン、イスラエルに報復攻撃 数百発のミサイル発射の報

イスラエル全土で13日夜、サイレンが鳴り響き、テルアビブとエルサレム上空で爆発音が聞こえた。イスラエル軍報道官は、これはイランからのミサイル攻撃だと述べた。写真は6月13日、テルアビブで撮影(2025年 ロイター/Jamal Awad)
Maayan Lubell Parisa Hafezi Steve Holland
[エルサレム/ドバイ/ワシントン 13日] - イスラエル全土で13日夜、サイレンが鳴り響き、テルアビブとエルサレム上空で爆発音が聞こえた。イスラエル軍報道官は、これはイランからのミサイル攻撃だと述べた。
イランの国営通信IRNAは、イスラエルへの報復として数百発の弾道ミサイルが発射されたと報じた。
死者や負傷者についての報告は今のところない。
イランの最高指導者ハメネイ師は13日、イスラエルが攻撃を開始し、戦争を始めたと非難。声明で一方的な攻撃は攻撃を許さないとし、
「シオニスト政権(イスラエル)は、その犯罪の結果から無傷で済むことはない。イラン国民は、われわれの対応が中途半端なものにならないことを保証されなければならない」と述べた。
一方、イランのメディアはこの日、夕刻にテヘランの北と南の郊外、さらに最初の攻撃では被害を免れた第二の核施設である中部フォルドゥで爆発があったと報じた。
テヘラン全域で防空システムが作動したほか、中部イスファハンでも爆発音が聞こえたという。
イスラエル軍は、イランのミサイルおよびドローン発射施設を攻撃しており、イスファハンにある別の核施設を攻撃したと発表した。