ロシア大統領、ドローン部隊の迅速な発展・配備の重要性強調

6月12日、ロシアのプーチン大統領(写真)は、ウクライナ紛争でドローン(無人機)が重要な役割を果たしていると述べ、軍内でのドローン部隊の迅速な発展・配備を求めた。同日、モスクワで代表撮影(2025年 ロイター/Alexander Scherbak)
[12日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は12日、ウクライナ紛争でドローン(無人機)が重要な役割を果たしていると述べ、軍内でのドローン部隊の迅速な発展・配備を求めた。兵器開発に関する会議での発言をロシアの通信社が伝えた。
プーチン氏は「われわれは現在、無人システム部隊を独立した軍部門として創設しており、迅速で質の高い配備と発展を確保する必要がある」と述べた。
ドローンはロシアとウクライナの紛争において、双方にとって主要な役割を果たしてきた。ウクライナのゼレンスキー大統領は2022年2月の戦争勃発以来、国内のドローン開発・製造産業を発展させる重要性を強調してきた。
プーチン氏はウクライナがこの問題にどう対処しているかをロシアはよく知っているとした上で、「しかし全体的に見て、われわれが何かにおいて遅れているとは思わない。もっと言えば、われわれはそのような部隊の創設を視野に入れ、良い経験を結集しているように思える」と語った。
ロシアのベローゾフ国防相は昨年終盤にドローン部隊の創設を提案し、2025年第3・四半期を目標時期とした。
プーチン氏はまた、防空システムの開発についても強調し、ウクライナ紛争で8万以上の標的を破壊したと述べた。