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OPECプラス、週内に7月の追加増産で合意へ=関係筋

2025年05月28日(水)08時43分

 5月27日、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は週内に7月の追加増産で合意する可能性が高いと、関係筋3人がロイターに明らかにした。写真はOPECのロゴ。2024年5月、ウィーンで撮影(2025年 ロイター/Leonhard Foeger)

[ロンドン/ドバイ 27日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は週内に7月の追加増産で合意する可能性が高いと、関係筋3人がロイターに明らかにした。

28日に開催されるOPECプラスメンバー22カ国による会合では政策の変更はない見通しという。

ただ、同筋はメンバー8カ国が31日に開く会合では7月の増産で合意する見込みだと述べた。7月についてもこれまでと同様、日量41万1000バレルの引き上げが決まりそうだという。

アナリストによると、この増産の可能性は原油価格にすでにほぼ織り込まれている。

アラブ首長国連邦(UAE)のマズルーイ・エネルギー相は7月の生産計画について問われた際、OPECプラスは石油市場のバランスを取るために最善を尽くしており、需要の増加に留意する必要があると述べた。

ロイター
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