OPECプラス、週内に7月の追加増産で合意へ=関係筋

5月27日、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は週内に7月の追加増産で合意する可能性が高いと、関係筋3人がロイターに明らかにした。写真はOPECのロゴ。2024年5月、ウィーンで撮影(2025年 ロイター/Leonhard Foeger)
[ロンドン/ドバイ 27日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は週内に7月の追加増産で合意する可能性が高いと、関係筋3人がロイターに明らかにした。
28日に開催されるOPECプラスメンバー22カ国による会合では政策の変更はない見通しという。
ただ、同筋はメンバー8カ国が31日に開く会合では7月の増産で合意する見込みだと述べた。7月についてもこれまでと同様、日量41万1000バレルの引き上げが決まりそうだという。
アナリストによると、この増産の可能性は原油価格にすでにほぼ織り込まれている。
アラブ首長国連邦(UAE)のマズルーイ・エネルギー相は7月の生産計画について問われた際、OPECプラスは石油市場のバランスを取るために最善を尽くしており、需要の増加に留意する必要があると述べた。