トランプ氏、暗殺未遂現場で再び集会 マスク氏も投票訴え
米大統領選の共和党候補トランプ前大統領は5日、7月13日に暗殺未遂に遭った東部ペンシルベニア州バトラーで再び集会を開いた。バトラーで撮影(2024年 ロイター/Carlos Barria)
Steve Holland
[バトラー(米ペンシルベニア州) 5日 ロイター] - 米大統領選の共和党候補トランプ前大統領は5日、7月13日に暗殺未遂に遭った東部ペンシルベニア州バトラーで再び集会を開いた。投票日を1カ月後に控え、激戦州で支持を訴えた。
トランプ氏は演説で、外国の敵対勢力より危険な「内部からの敵」に直面していると証拠を示さずに示唆。銃撃犯については「冷血な暗殺者が私を沈黙させようとした」が、「われわれの運動を止めることはできなかった」と述べた。
銃撃を受けて死亡した消防士コーリー・コンパートアさんと負傷した2人に敬意を表し、銃撃が起きた時刻の午後6時11分には黙とうをささげた。
集会には実業家イーロン・マスク氏も参加し、「人は銃火を受けた際にどう振る舞うかで真価が問われる」と指摘。選挙でトランプ氏が勝たねばならないとし、投票を訴えた。
集会には数万人が参加したとみられ、一部の支持者はトランプ氏が銃撃直後に口にした「ファイト」というスローガンを連呼した。
副大統領候補のバンス上院議員は「われわれを威嚇することはできない、止めることはできない」と強調。「トランプ氏は民主主義のために銃弾を受けた」とし、トランプ氏が民主主義の脅威だとするハリス副大統領ら民主党の主張に反論した。