OPECプラス、第2四半期も自主減産延長 ロシア追加削減へ

石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国でつくる「OPECプラス」は3月3日、日量220万バレルの自主減産を第2・四半期も延長することで合意した。昨年11月30日、ウィーンのOPEC事務所で撮影(2024年 ロイター/Leonhard Foeger)
Maha El Dahan Alex Lawler
[ドバイ 3日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国でつくる「OPECプラス」は3日、日量220万バレルの自主減産を第2・四半期も延長することで合意した。
サウジアラビアは日量100万バレルの自主減産を6月末まで延長すると発表した。
ロシアは第2・四半期に原油生産・輸出を追加で日量47万1000万バレル削減する。同国のノバク副首相が示した数字によると、生産量の削減が占める割合が高まる見通し。
今年の原油価格は経済成長を巡る懸念が重しとなる一方、地政学的緊張の高まりやイエメンの親イラン武装組織フーシ派による商船攻撃が下支え要因になっている。OPECプラスの減産延長は広く予想されていたが、ロシアの発表は原油価格をさらに支援する可能性がある。
UBSのアナリスト、ジョバンニ・スタウノボ氏は「ロシアの削減が完全に実施されれば、さらに多くの原油が市場から取り除かれる。これは誰も予想しなかったサプライズで、価格を押し上げる可能性がある」と述べた。
減産はOPECプラスのメンバー国が個別に発表し、その後OPECが合計で日量220万バレルという数字を確認する声明を発表した。サウジの国営通信SPAは、減産縮小は市場の状況に応じて段階的に行われると伝えた。
投資銀行ジェフリーズのアナリストはリポートで「今回の決定は結束を示し、OPECプラスが供給量回復を急いでいないことを裏付けた。いずれ供給を増やす際も段階的になるという見方を後押しするものだ」と述べた。
石油ブローカー、PVMのタマス・バルガ氏は「延長は予想されていたが、第2・四半期末までの延長はサプライズと受け止められるかもしれない」とし、市場は上昇して始まると予想した。
各国の発表によると、イラクは第2・四半期に日量22万バレル、アラブ首長国連邦(UAE)は16万3000バレル、クウェートは13万5000バレルの減産をそれぞれ延長する。また、アルジェリアは5万1000バレル、オマーンは4万2000バレルの減産を行う。カザフスタンは8万2000バレルの自主減産を第2・四半期まで延長すると発表した。
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