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サウジアラビアは宗教令復活を否定、「ポケモンは反イスラム」と表明せず

2016年07月22日(金)18時54分

 7月21日、サウジアラビアは、同国の聖職者団体が15年前に発令したポケモンのカードゲームが反イスラムだとする宗教令(ファトワ)を復活させたとの報道を否定した。写真は都内で20日撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)

 サウジアラビアは21日、同国の 聖職者団体が15年前に発令したポケモンのカードゲームが反イスラムだとする宗教令(ファトワ)を復活させたとの報道を否定した。

サウジのメディアは20日、イスラム教聖職者団体である高位宗教学者協会事務総局が、教徒の質問に答えて、2001年に発令されたファトワを再び持ち出したと報じていた。ただ、 世界中でヒットしている新しいスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」について、ファトワは言及していない。

これに対し、サウジ当局は20日の報道は事実無根であると否定。

文化情報省の国際通信・メディア担当次官は「高位宗教学者協会は、ポケモンのゲームに関する新たなファトワ発令について否定した。メディアの報道は正確ではない」とし、「報道に際しては、当省まで情報を確認するよう国際的メディアにお願いしたい」と述べた。

高位宗教学者協会も、新しいポケモンのゲームに関して、宗教令を一切出していないとツイートした。

2001年のファトワでは、ポケモンのカードゲームがイスラム法に反するギャンブルなどの要素を含んでいると指摘していた。



[ドバイ 21日 ロイター]

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