NY外為市場=円・ユーロが対ドルで下落、自民党総裁選出や仏内閣総辞職受け

終盤のニューヨーク外為市場では、円とユーロが対ドルで下落した。2016年1月撮影(2025年 ロイター/Jason Lee)
[ニューヨーク 6日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、円とユーロが対ドルで下落した。自民党新総裁に選出された高市早苗氏の財政拡張的な政策を巡る思惑や、フランスの内閣総辞職に絡む財政・政治の安定に対する懸念の高まりが背景。
4日午後の自民党総裁選で、高市前経済安保担当相が第29代総裁に選出された。高市氏の成長重視の政策が円の押し下げにつながるとの見方から円は下落。日銀が今月開く金融政策決定会合での利下げ観測は後退している。
CIBCキャピタル・マーケッツ(トロント)の為替戦略責任者、サラ・イン氏は「高市氏の総裁選出はサプライズだった」と指摘。「高市氏がアベノミクス路線を継承するとの見方から、現在はイールドカーブの長期ゾーンに注目が若干集まっている」とし、市場では一段の財政刺激策が実施されるとの見方があると述べた。
ドル/円は1.87%高の150.2円。一時2%超高の150.47円と、8月1日以来の高値を付けた。
ユーロは対円で176.25円と、1999年のユーロ導入以来の高値を記録した。
一方、ユーロはドルとポンドに対して下落した。ルコルニュ仏首相が6日、辞表を提出し、内閣は総辞職した。首相の在任期間は27日で、閣僚名簿の発表から14時間で総辞職という、仏近代史上最も短命な内閣となった。
前出のイン氏は、「これは本質的な危機というほどではない」とした上で、「最大のリスクはマクロン大統領の辞任だが、それほど大きなリスクには思えない」との見方を示した。
ユーロは0.26%安の1.171ドル。取引序盤で1.1649ドルと、9月25日以来の安値を付けた。ユーロは対英ポンドでも下げ、一時、9月18日以来の安値を付けた。
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は6日、ユーロ圏のインフレ見通しは通常より不確実性が高い状態が続いているものの、リスクの範囲は縮小したとの考えを示した。
主要通貨に対するドル指数は0.4%高の98.11。市場は米政府機関再開の兆候を待っているものの、議会は今のところ、つなぎ予算案の可決には至っていない。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは12万5835.92ドルと、過去最高値を更新。その後は2.24%高の12万5530ドル。
ドル/円 NY午後3時 150.29/150.31
始値 150.26
高値 150.40
安値 149.76
ユーロ/ドル NY午後3時 1.1712/1.1714
始値 1.1663
高値 1.1720
安値 1.1658
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