最新記事
アニメ

私は「AI活用に反対しない」...大ヒットアニメPDが語る、生成AIを使って「良作」を生み出す唯一の方法

AI Can Make Pictures. It Still Can’t Hold a World | Opinion

2025年10月6日(月)19時21分
スコット・グリーンバーグ
AIのイメージ

Steve Johnson-Unsplash

<生成AIでの映像制作が直面している「ボトルネック」とは? 『ハズビン・ホテル』のベント・ボックスCEOが語る映画・アニメ業界の未来>

シリコンバレーのAI創業者たちがいくら誇張しても、ヒット作を自動生成したり、映画の魔法をボトルに詰めることはできない。私の提案はこうだ――まず物語の構造をつくり、生成はその後にすべきだ。

必要なのは、人間の意図を体系化するツールだ。登場人物たちの「なぜ」、物語の選択にある因果関係、そして人間の創造力だけが築ける世界のルール。創作データを整理し、構造化することで、物語を動かす最強のエンジン――人間の思考――を守り、強化するツールが必要だ。

ルマAI(Luma AI)の最高経営責任者(CEO)アミット・ジャイン(Amit Jain)は最近、現在の映像生成モデル(自社製品を含む)について「優れたピクセル生成器にすぎず、かなり愚かだ」と語った。

さらに彼は、本当の映画には「緊張の高まり方や笑いどころを理解する、物語のエンジン」が必要だと指摘した。

そのわずか一週間前、映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(Everything Everywhere All at Once)』のダニエル・クワン(Daniel Kwan)監督も、映画制作におけるAIの役割を定義するため、これまでにない統一的な取り組みが必要だと訴えた。

両者の発言が示すのは、まさに現状のボトルネックだ。映像の生成技術は急速に進化する一方で、物語の理解ははるかに遅れている。

ビジネス
「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野紗季子が明かす「愛されるブランド」の作り方
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米国株式市場=続伸、ダウ連日最高値 AI楽観論で半

ワールド

トランプ氏、グリーンランド取得へ選択肢協議 軍活用

ワールド

EXCLUSIVE-ベネズエラ原油の米輸出巡り協議

ワールド

ウクライナ「安全の保証」で合意、有志国連合首脳会合
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    日本も他人事じゃない? デジタル先進国デンマークが「手紙配達」をやめた理由
  • 4
    「見ないで!」お風呂に閉じこもる姉妹...警告を無視…
  • 5
    トランプがベネズエラで大幅に書き換えた「モンロー…
  • 6
    若者の17%が就職できない?...中国の最新統計が示し…
  • 7
    「悪夢だ...」バリ島のホテルのトイレで「まさかの事…
  • 8
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 9
    衛星画像で見る「消し炭」の軍事施設...ベネズエラで…
  • 10
    砂漠化率77%...中国の「最新技術」はモンゴルの遊牧…
  • 1
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 2
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙」は抑止かそれとも無能?
  • 3
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 5
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 6
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 7
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 8
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 9
    アメリカ、中国に台湾圧力停止を求める
  • 10
    世界最大の都市ランキング...1位だった「東京」が3位…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中