EU、フィリピン・タイ・マレーシアとのFTA交渉が「進展」

欧州連合(EU)欧州委員会のシェフチョビッチ委員(通商担当=写真)は25日、フィリピン、タイ、マレーシアとの新たな自由貿易協定(FTA)交渉が「進展している」と述べた。23日撮影(2025年 ロイター/Johannes P. Christo/File Photo)
[クアラルンプール 25日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のシェフチョビッチ委員(通商担当)は25日、フィリピン、タイ、マレーシアとの新たな自由貿易協定(FTA)交渉が「進展している」と述べた。
クアラルンプールで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)と貿易相手国の経済閣僚会議の合間に述べた。
EUはすでにシンガポール、ベトナム、インドネシアとFTAを締結している。
シェフチョビッチ委員は記者団に「タイ、フィリピン、マレーシアとのFTA交渉は非常に順調に進展している」とし「ASEANのパートナーに対する私のメッセージは、ここで立ち止まりたくないということだ」と述べた。
同委員は、EUがタイ、フィリピン、マレーシアとの貿易協定を来年までに最終決定し、署名することを期待していると語った。
また、EUとASEAN各国との個別の協定は、将来的にはEUとASEANの地域間FTAを形作る「構成要素」になるとの認識も示した。