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中国BYDの第2四半期決算、3年超ぶりの減益に

2025年09月01日(月)08時13分

 8月29日、電気自動車(EV)世界最大手の中国の比亜迪(BYD) が発表した2025年第2・四半期決算(4―6月)の純利益は前年同期比29.9%減の64億元(8億9474万ドル)となり、3年超ぶりの減益となった。写真はBYDのロゴ。メキシコ市で3月撮影(2025年 ロイター/Quetzalli Nicte-Ha)

[北京 29日 ロイター] - 電気自動車(EV)世界最大手の中国の比亜迪(BYD) が29日発表した2025年第2・四半期決算(4―6月)の純利益は前年同期比29.9%減の64億元(8億9474万ドル)となり、3年超ぶりの減益となった。中国政府が自動車業界に対して激しい価格競争に歯止めをかけるように要請し、価格競争への監督を強化したことが逆風となった。

BYDの第1・四半期の純利益は2倍超に膨らんでいた。第2・四半期の売上高は14%増の2009億元だった。

同時に発表した25年上半期の純利益は前年同期より13.8%、売上高は23.3%それぞれ増えた。

BYDは25年に世界全体で550万台の新車販売を目指しているが、1―7月の累計販売台数は45%に当たる249万台にとどまっている。

サードブリッジのアナリスト、ロザリー・チェン氏は「BYDが野心的な通年目標を達成できるかは悲観的な見通しだ」と語った。

野村証券のアナリストらは12日、BYDの25年の新車販売台数は500万―520万台になるとの予想を示した。

販売の約8割を中国国内が占めるBYDは、7月の中国での新車販売台数が3カ月連続で減少。生産台数も17カ月ぶりに減った。

ロイターは6月、BYDが中国の工場で減産し、生産能力拡大を延期したと報じていた。

ロイター
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