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レノボ、米中関税停止を歓迎 中国のAIインフラ投資好調

2025年08月14日(木)13時53分

 8月14日、中国のパソコン大手レノボは、米中が関税の一時停止延長で合意したことについて「前向きな」状況だとの見解を示した。北京で2019年11月撮影(2025年 ロイター/Jason Lee)

Che Pan Brenda Goh

[北京 14日 ロイター] - 中国のパソコン大手レノボは14日、米中が関税の一時停止延長で合意したことについて「前向きな」状況だとの見解を示した。

米中間のハイテク摩擦が続く中でも、中国国内の人工知能(AI)インフラ投資は引き続き力強い伸びを見せているという。

レノボの楊元慶最高経営責任者(CEO)は決算発表後にロイターとのインタビューに応じ「休戦は前向きな状況だ」とし「不確実性よりも確実性が増え、前四半期よりも良い感触だ」と語った。

米中は関税の一時停止措置を11月まで90日間延長することで合意した。

レノボが発表した第1・四半期(4─6月)決算は、売上高が前年同期比22%増の188億ドルと、LSEGがまとめた市場予想の174億ドルを上回った。

楊氏は、3つの主要事業部門の全てでAI需要が旺盛で、いずれも2桁成長を達成したと説明した。

関税の一時停止期間中も、中国の対米輸出には30%の関税が適用されているが、楊氏は、レノボの総売上高に米国が占める比率が20%未満で、グローバルな製造拠点を活用しているため、これまでのところ関税による事業への大きな影響はないと述べた。

株主帰属純利益は前年同期の2倍以上となる5億0500万ドルと、市場予想の3億0770万ドルを大きく上回った。

4─6月に出荷したパソコンのうち、30%超はAIパソコンだった。また、AIサーバー事業は国内の旺盛な需要に支えられ、150%の成長を記録した。

楊氏は「AIサーバーの引き合いは非常に強い」と発言。中国のAIインフラ市場は世界の他の地域よりも速く成長しているという。

同氏は、半導体を巡る米中摩擦を受けて、サプライチェーンの多様化に投資していると発言。「当社はグローバル製品を販売できるだけでなく、顧客の様々な要求に応えるため、最高の国産部品を開発するため多大な投資をしている」と述べた。

ロイター
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