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米国株式市場=反落、デルやエヌビディアなどAI関連株が安い

2025年08月30日(土)06時34分

米国株式市場は反落して取引を終えた。2024年11月撮影(2025年 ロイター/Andrew Kelly)

[ニューヨーク 29日 ロイター] - 米国株式市場は反落して取引を終えた。デル・テクノロジーズ や半導体大手エヌビディアなど人工知能(AI)関連銘柄が下落した。

デルは9%近く下落し、S&P総合500種の中で最も下落幅が大きかった銘柄の一つとなった。

人工知能(AI)最適化サーバーの高い製造コストと競争の激化が、AIインフラに対する強気な需要予測に影を落としている。

エヌビディアは3.4%下落し、3日続落となった。

ホライゾン・インベストメンツでポートフォリオ運用責任者を務めるザカリー・ヒル氏は「今日はハイテク市場の上位銘柄が弱気になったが、AIへの過剰投資や収益化機会の不足といった懸念を抱くのは今回が初めてではない」と述べた。

米連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待から月間では、S&P500は1.9%上昇、ダウ工業株30種は3.2%上昇、ナスダック総合は1.6%上昇した。S&P500とは4カ月連続、ナスダックは5カ月連続で上昇した。

国の電子商取引大手アリババの米国上場株は13%急騰。AI関連の需要で、クラウドコンピューティング事業が予想を上回る四半期成長を記録したことを受けた。

S&P500の11セクターのうち6セクターが上昇した。

半導体大手マーベルは約19%下落した。四半期収益が予想を下回ると発表した。

S&P500では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.3対1の比率で上回った。

米取引所の合算出来高は148億株。直近20営業日の平均は164億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 45544.88 -92.02 -0.20 45590.9 45616.1 45377.2

6 6 1

前営業日終値 45636.90

ナスダック総合 21455.55 -249.61 -1.15 21630.3 21631.1 21397.9

3 5 8

前営業日終値 21705.16

S&P総合500種 6460.26 -41.60 -0.64 6489.28 6491.76 6444.57

前営業日終値 6501.86

ダウ輸送株20種 15904.85 +1.95 +0.01

ダウ公共株15種 1088.74 -3.40 -0.31

フィラデルフィア半導体 5668.94 -184.11 -3.15

VIX指数 15.36 +0.93 +6.44

S&P一般消費財 1860.03 -21.54 -1.14

S&P素材 584.18 +0.09 +0.02

S&P工業 1284.04 -12.33 -0.95

S&P主要消費財 887.23 +5.62 +0.64

S&P金融 896.53 +1.87 +0.21

S&P不動産 265.17 +1.46 +0.55

S&Pエネルギー 686.39 +3.69 +0.54

S&Pヘルスケア 1598.13 +11.59 +0.73

S&P通信サービス 400.45 -1.29 -0.32

S&P情報技術 5234.57 -86.83 -1.63

S&P公益事業 426.24 -1.56 -0.36

NYSE出来高 11.94億株

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 42100 - 590 大阪比

シカゴ日経先物9月限 円建て 42080 - 610 大阪比

ロイター
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