中国、サービス業や個人に借り入れ負担軽減策 利子1%分補助

8月12日、経済が減速する中国で、当局が消費喚起に向け、企業や個人の借り入れ負担軽減に乗り出す。写真は7日、北京市内で撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)
[北京 12日 ロイター] - 経済が減速する中国で、当局が消費喚起に向け、企業や個人の借り入れ負担軽減に乗り出す。消費者向けサービスを手掛ける業種や個人に対し、銀行融資の利子の1%分を補助すると12日に発表した。
財政省などの発表によると、ケータリングや観光などの消費者向けサービス8部門の企業に対し、国内21行の融資金利の1%ポイント分を補助する。補助対象の融資はビジネス・インフラやサービス能力を強化するための固定資産融資と運転資金融資で、1社あたり100万元(13万9095ドル)を上限とする。補助の期間は1年以内。補助費用は中央政府が90%、省政府が10%負担する。
「サービス業経営者」の資金調達コスト低減、消費者市場の活性化が目的と説明した。
これとは別に、個人向けの補助措置も発表された。自家用車や電子製品など、5万元(6954ドル)未満の物品購入のローンについて1%ポイント分の利子を補助する。