ガザ市攻撃で11人死亡、南部にも空爆 増える餓死者

イスラエル軍は12日未明にかけ、パレスチナのガザ市東部を空からと陸上で攻撃し少なくとも11人が死亡した。ガザとの境界付近でイスラエルから12日撮影(2025年 ロイター/Ammar Awad)
Nidal al-Mughrabi
[カイロ 12日 ロイター] - イスラエル軍は12日未明にかけ、パレスチナのガザ市東部を空からと陸上で攻撃し少なくとも11人が死亡した。
目撃者と医療関係者によると、ガザ市東部地区のゼイトゥーン郊外の2軒の家で7人、市中心部のアパートで4人が死亡した。
ガザ地区南部ハンユニスではイスラエル軍の空爆により、夫婦と子どもを含む5人が死亡、近くの海岸沿いマワシでは4人が死亡した。
イスラエル軍は、これらの報告を調査中で、民間人の被害を軽減する措置を講じていると説明した。これとは別に、過去1カ月間にガザ北部で数十人の武装勢力を殺害し、武装勢力が使用するトンネルを破壊したと12日明らかにした。
ガザの保健当局は過去24時間に、子ども2人を含む5人が飢餓と栄養失調で死亡したと発表した。これにより、紛争開始以来の死者は227人(うち子ども103人)となったという。