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英豪資源大手リオ・ティント、チタン事業の売却を検討=消息筋

2025年07月25日(金)10時23分

 7月24日、英豪系資源大手リオ・ティント はチタン事業売却の可能性を検討している。豪パースで4月19日撮影(2025年 ロイター/Christine Chen)

Clara Denina Ernest Scheyder Melanie Burton

[24日 ロイター] - 英豪系資源大手リオ・ティント はチタン事業売却の可能性を検討している。チタンは価格が低迷し、収益率が低いため。消息筋3人が明らかにした。

8月に最高経営責任者(CEO)に就任するサイモン・トロット氏が事業再編について慎重な検討を行うと見られ、同事業からどのように撤退するかがトロット氏にとって最初の重要な経営判断の1つになりそうだという。

チタンは塗料や化粧品からジェット機のエンジン部品まで幅広い用途で使われている。米地質調査所のデータによると、二酸化チタンの生産と消費が世界最大の中国は過去10年間に生産を拡大し、世界市場でのシェアが半分強に達した。中国が価格決定力を握ったことで西側の鉱山会社は影響を受け、利益率が圧迫されており、こうした流れを背景にリオ・ティントはチタン事業を残すべきかどうかを検討に入った。

リオ・ティントはコメントに応じなかった。同社は30日に半期決算を発表する。

ロイター
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