ウニクレディト、4─6月予想が予想上回る 通期予想引き上げ

　７月２３日　イタリアの銀行ウニクレディトが２３日発表した第２・四半期（４─６月）決算は、利益が予想を大幅に上回った。写真はウニクレディトのロゴ。２０２２年５月撮影（２０２５年　ロイター／Dado Ruvic）

Valentina Za

［ミラノ　２３日　ロイター］ - イタリアの銀行ウニクレディトが２３日発表した第２・四半期（４─６月）決算は、利益が予想を大幅に上回った。同行は２０２５年の見通しを上方修正した。

ウニクレディトは前日、国内同業バンコＢＰＭへの買収提案を撤回すると発表、政府の介入で破談になったと批判した。

４─６月の純利益は、一時項目控除後で２９億ユーロ、一時項目を含めて３３億ユーロ。同行が集計したアナリストのコンセンサス予想２５億ユーロ（２９億ドル）を大きく上回り、前年同期の２７億ユーロから増加した。

通期の純利益を約１０５億ユーロと予想し、９３億ユーロ以上という従来予想を上方修正した。

２５─２７年に少なくとも３００億ユーロを株主に還元する方針を示した。少なくとも半分は現金配当、残りは買収の可能性に応じて自社株買いを行うとした。