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米ウェルズ・ファーゴ、中国への出張停止 従業員の出国禁止受け

2025年07月18日(金)09時32分

7月17日、米大手銀行ウェルズ・ファーゴは、従業員が中国からの出国を禁止されたことを受け、同国への渡航を全面的に停止した。6月4日、ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Kylie Cooper)

Manya Saini Nupur Anand Suzanne McGee

[17日 ロイター] - 米大手銀行ウェルズ・ファーゴは、従業員が中国からの出国を禁止されたことを受け、同国への渡航を全面的に停止した。関係者が17日、ロイターに明らかにした。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として報じたところによると、出国を禁止されたのは同行のチェンユエ・マオ氏で、ここ数週間に中国に入国していた。

ウェルズ・ファーゴはロイターに宛てた電子メールの声明で、「われわれはこの状況を注視しており、従業員が可能な限り早期に米国に戻れるよう、適切なルートを通じて対応している」と述べた。

トランプ政権の高官は、マオ氏の中国出国禁止報道について、プライバシーへの配慮を理由にコメントできないと述べた。

FCIの6月のリリースによると、マオ氏は上海出身で米アトランタ在勤。FCIは貿易債権のファクタリングとファイナンスを行う企業のグローバルネットワークで、マオ氏は会長を務めている。

FCIはロイターのコメント要請に応じていない。

出国禁止は、多国籍企業の間で中国でのビジネス、特に従業員の安全や移動の自由に関するリスクへの懸念の高まりにつながる可能性がある。

ロイター
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