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中南米海外直接投資、24年は7.1%増 新規は停滞=国連

2025年07月18日(金)12時10分

 国連ラテンアメリカ・カリブ経済委員会(ECLAC)は17日、2024年の中南米への外国直接投資(FDI)が7.1%増の1889億6000万ドルだったと発表した。ただ、新規投資への関心は停滞しているという。写真はキューバのハバナで2023年1月撮影(2025年 ロイター/Alexandre Meneghini)

[サンティアゴ 17日 ロイター] - 国連ラテンアメリカ・カリブ経済委員会(ECLAC)は17日、2024年の中南米への外国直接投資(FDI)が7.1%増の1889億6000万ドルだったと発表した。ただ、新規投資への関心は停滞しているという。

FDIは中南米経済成長の主要な原動力だが、新規投資の不足から長期的な競争力と外国投資家への魅力に懸念が生じている。

ECLACは報告で、「米国の関税・貿易政策の変更は中長期的な投資判断に影響すると予想される」と指摘した。

24年のFDIは総固定資本形成の13.7%、国内総生産(GDP)の2.8%を占めたが、10年代に記録された16.8%と3.3%を下回っている。

全体のうちブラジルが最大の38%を受け入れ、次いでメキシコの24%となった。

アルゼンチンでは天然資源への投資が44%増加、ガイアナは炭化水素部門への支出拡大で43%増加した。

ECLACは、製造業への投資が増加し、サービス向けが減少していることを受け、投資家の関心を維持する戦略に重点を置くよう域内政府に求めた。

ロイター
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