原油先物小動き、イラク生産減と米関税問題が交錯

原油先物価格は小動き。イラク北部油田へのドローン(無人機)攻撃による供給懸念と、米関税政策を巡る需要懸念が交錯している。写真はロシア・タタルスタンの油田で7月撮影(2025年 ロイター/Stringer)
[シンガポール 18日 ロイター] - 原油先物価格は小動き。イラク北部油田へのドローン(無人機)攻撃による供給懸念と、米関税政策を巡る需要懸念が交錯している。
0239GMT(日本時間午前11時39分)時点で、北海ブレント先物は0.04ドル(0.06%)安の1バレル=69.48ドル。米WTI先物は0.03ドル(0.04%)安の67.51ドル。
イラク北部油田に対するドローン攻撃により、同地域の生産量が半減。17日に両指数は1ドル上昇。さらに、季節的な旅行需要が相場を支えている。
一方、米国の最終的な関税政策を巡る不透明感が、主要産油国による減産解除計画とともに市場を圧迫。今週はブレント、WTIとも1%以上の下落となっている。
INGのアナリストはノートで「短期的な石油ファンダメンタルズは依然として支持的であり、市場は今四半期を通じてかなりタイトな状態が続き、今年最後の3カ月から供給が良くなるだろう」と述べた。