マレーシア輸出、6月は前年比3.5％減 予想外のマイナス

　７月１８日、マレーシア国際貿易産業省が発表した６月の輸出は前年同月比３．５％減で、２０２３年１２月以来の低水準に落ち込んだ。資料写真。クアラルンプールで２０２３年２月撮影（２０２５年　ロイター／Hasnoor Hussain）

[クアラルンプール １８日 ロイター] - マレーシア国際貿易産業省が発表した６月の輸出は前年同月比３．５％減で、２０２３年１２月以来の低水準に落ち込んだ。石油製品、液化天然ガス（ＬＮＧ）、化学製品、鉄鋼、その他金属の輸出が減少した。

ロイターが調査したエコノミスト予想は５．５％増だった。

米国、欧州連合（ＥＵ）、台湾といった主要貿易相手への輸出は増加したが、中国への輸出はＬＮＧ、化学製品、金属の輸出減少により９．３％減少した。

東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）地域への輸出も、電気・電子製品や石油製品の需要減少を受けて１３．８％減少した。

輸入は前年比１．２％増となり、予想の１０％増を下回った。

貿易黒字は８６億リンギ（２０億３０００万ドル）だった。予想は１０８億リンギ。