米金融政策は適切な位置、関税影響まだ初期段階=NY連銀総裁

7月16日、米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁(写真)は、金融政策は米連邦準備理事会(FRB)が次の措置を講じる前に経済の動向を見極めることができる適切な位置にあると述べた。2024年5月、ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Andrew Kelly)
Michael S. Derby
[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は16日、金融政策は米連邦準備理事会(FRB)が次の措置を講じる前に経済の動向を見極めることができる適切な位置にあると述べた。また、関税の影響は経済に影響を与え始めたばかりだと警告した。
「現在のやや引き締め的な金融政策スタンスを維持することは、最大雇用と物価安定の目標を達成するために全く適切だ」とし、政策金利を現行水準に維持することで「今後入手するデータを綿密に分析し、変化する見通しを評価し、われわれの二つの責務達成に向けたリスクのバランスを評価する時間を確保できる」と述べた。