ニュース速報
ビジネス

カナダCPI、6月は前年比+1.9%に加速 今月利下げ見送りか

2025年07月16日(水)11時34分

 カナダ統計局が15日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年比上昇率が1.9%となり、5月の1.7%から加速した。アナリスト予想とは一致。自動車や衣料・履物の価格が上昇した。写真は加オンタリオ州ハミルトンにあるウォルマートの店舗で1月撮影(2025年 ロイター/Carlos Osorio)

Promit Mukherjee

[オタワ 15日 ロイター] - カナダ統計局が15日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年比上昇率が1.9%となり、5月の1.7%から加速した。アナリスト予想とは一致。自動車や衣料・履物の価格が上昇した。

前月比では0.1%上昇し、こちらも予想と一致した。

CPIの前年比上昇率はカナダ中央銀行のインフレ目標レンジの中間に当たる2%を3カ月連続で下回っている。

今月30日に金融政策決定を発表する中銀は利下げを見送る公算が大きい。データ発表後、金融市場における利下げ確率は10%強にとどまっている。 

エコノミストと中銀は物価動向を測るため、税制措置の影響を除いたコア指標に注目している。

コアインフレ率の一つである「CPIメジアン」は、5月の3%から6月は3.1%に上昇した。

もう一つの「CPIトリム」は5月と変わらずの3%だった。

また、住宅ローンと家賃で構成され、CPIバスケットの最大30%を占める「シェルター」価格は2.9%上昇。4年以上ぶりに3%を下回った。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中国で記録的な猛暑、電力需要が過去最高に

ビジネス

午後3時のドルは148円半ばへじり高、参院選控え円

ビジネス

英金融システムの準備金、適正水準目指す=中銀幹部

ビジネス

S&P、日本製鉄をBBBに格下げ アウトルックはネ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 2
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 3
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長だけ追い求め「失われた数百年」到来か?
  • 4
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏に…
  • 5
    ネグレクトされ再び施設へ戻された14歳のチワワ、最…
  • 6
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 7
    「巨大なヘラジカ」が車と衝突し死亡、側溝に「遺さ…
  • 8
    「飛行機内が臭い...」 原因はまさかの「座席の下」…
  • 9
    「異常な出生率...」先進国なのになぜ? イスラエル…
  • 10
    約3万人のオーディションで抜擢...ドラマ版『ハリー…
  • 1
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 2
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 3
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 4
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 5
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首…
  • 6
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 7
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏に…
  • 8
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 9
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 10
    完璧な「節約ディズニーランド」...3歳の娘の夢を「…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 4
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 5
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 6
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 7
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 8
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 9
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 10
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中