ユーロ圏投資家心理、予想以上に改善 約3年ぶり高水準

7月7日、 調査会社センティックスが発表した7月のユーロ圏投資家センチメント指数は4.5と、予想以上に改善し、約3年ぶりの高水準となった。フランクフルトで2021年10月撮影(2025年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[ベルリン 7日 ロイター] - 調査会社センティックスが7日発表した7月のユーロ圏投資家センチメント指数は4.5と、予想以上に改善し、約3年ぶりの高水準となった。景気回復のすそ野が広がっていることが背景。
6月は0.2だった。ロイターがまとめた市場予想は1.1。3カ月連続の上昇となった。
現況指数は5.8ポイント上昇のマイナス7.3と大幅に改善したものの、マイナス圏にとどまった。期待指数は2.8ポイント上昇の17.0で、3カ月連続の上昇。
調査は7月4─6日に実施。幅広い地域で広範な改善が見られ、過去数カ月出遅れていた米国が特に好調だったという。
ドイツも改善が続き、総合指数はマイナス0.4と、2022年2月以来の高水準。現況指数は5カ月連続で上昇した。