香港ドルの見通しは依然不透明、キャリートレードなどで＝金融管理局

[香港 １９日 ロイター] - 香港金融管理局（ＨＫＭＡ、中央銀行に相当）は１９日、キャリートレードやその他の要因により香港ドルと銀行間取引金利の見通しは依然不透明との認識を示した。

米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が１７─１８日に開いた連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）でフェデラルファンド（ＦＦ）金利の誘導目標を据え置いたことを受けてコメントした。

「キャリートレードが続けば香港ドル相場はさらに下落し、設定レンジの下限を付ける可能性がある」と警戒感を示した。

香港ドルは米ドルにペッグされており、取引レンジは１米ドル＝７.７５─７.８５に固定されている。