加藤財務相、保有米国債で米財務長官と具体的やり取り「行っていない」

　６月１３日、加藤勝信財務相は、外為特会で保有する米国債の扱いについて、ベセント米財務長官との間で「具体的なやり取りは行っていない」と述べた。２０２４年１０月２日、東京で撮影 （２０２４年 ロイター/Issei Kato）

Takaya Yamaguchi

［東京　１３日　ロイター］ - 加藤勝信財務相は１３日、外為特会で保有する米国債の扱いについて、ベセント米財務長官との間で「具体的なやり取りは行っていない」と述べた。同日午前の閣議後会見で語った。

特会保有の米国債について、加藤財務相は「（日本の）通貨の安定を実現するために必要な外国為替の売買などに備え、十分な流動性を確保する」ためのものと指摘。「その範囲内で可能な限り収益性を追求するという方針にのっとって保有、運用しているものであり、今後ともその方針に基づき対応していく」とした。