デジタル銀行チャイム、上場初日取引で時価総額184億ドル

6月12日、米ナスダック市場に上場したデジタル銀行のチャイム・ファイナンシャルは初日取引に株価が新規株式公開(IPO)価格の27ドルより59%高い43ドルで始まり、時価総額は一時184億ドルとなった。ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Kylie Cooper)
[12日 ロイター] - 米ナスダック市場に上場したデジタル銀行のチャイム・ファイナンシャルは12日の初日取引に株価が新規株式公開(IPO)価格の27ドルより59%高い43ドルで始まり、時価総額は一時184億ドルとなった。
チャイムの上場の勢いが向こう数週間にわたって続けば、フィンテック業界全体の信頼感を再び高める可能性がある。フィンテック業界のバリュエーションはパンデミック期の高水準から低下している。
チャイムのクリス・ブリット最高経営責任者(CEO)はロイターのインタビューで「当社は現在、巨大な事業機会の表層を利用しているにすぎない」と指摘。「当社の目標は、このセグメントにおけるプライマリー・アカウントとダイレクト・デポジット・アカウントの市場シェアで首位になることであり、そこで踏みとどまることはない」と述べた。
チャイムはIPOで仮条件レンジを上回る価格で3200万株を売り出して8億6400万ドルを調達した。