米CB消費者信頼感、5月は98に上昇 関税への懸念は継続

コンファレンス・ボード(CB)が27日発表した5月の消費者信頼感指数は98.0と、前月から12.3ポイント上昇した。2月、米ニューヨーク州マンハッタンで撮影(2025年 ロイター/Jeenah Moon)
[ワシントン 27日 ロイター] - コンファレンス・ボード(CB)が27日発表した5月の消費者信頼感指数は98.0と、前月から12.3ポイント上昇した。米中貿易戦争の休戦を背景に5カ月連続で悪化した後、改善に転じたものの、関税措置に起因する物価上昇と経済成長を巡る懸念は引き続きくすぶっている。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は、87.0だった。
回答の約半数は、米中が互いの国からの輸入品に対する追加関税を90日間停止すると発表した5月12日以降に収集された。
CBのグローバル指標担当上級エコノミスト、ステファニー・ギシャール氏は「5月12日の米中貿易協定締結前からすでに回復は見られていたが、その後さらに勢いを増した」と指摘。それでも「家計の経済観に影響を与える問題に関する記入式回答では、関税が依然として消費者の関心の中心にあることが明らかになった」と述べた。