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米連邦通信委員長、AI製政治広告の開示提案

2024年05月23日(木)10時46分

米連邦通信委員会(FCC)のローゼンウォーセル委員長は22日、ラジオやテレビの政治広告を人工知能(AI)で作成した場合に開示を義務付ける新たな規制を提案した。写真は、2020年6月24日にワシントンで会見するローゼンウォーセル氏。(2024年 ロイター/Jonathan Newton/Pool via REUTERS)

David Shepardson

[ワシントン 22日 ロイター] - 米連邦通信委員会(FCC)のローゼンウォーセル委員長は22日、ラジオやテレビの政治広告を人工知能(AI)で作成した場合に開示を義務付ける新たな規制を提案した。

選挙候補や争点に関する広告が対象となる。同氏はFCCで採決するよう要請。AIが作成した政治広告を禁止することは提案しなかった。

開示規制が導入されればケーブルテレビや衛星放送、ラジオ局が順守を求められることになるが、インターネットや交流サイト(SNS)、動画配信サービスはFCCの管轄外。FCCは既に、AIを悪用した政治関連の自動音声電話に対策を講じている。

ローゼンウォーセル氏は「AIツールは一段と利用しやすくなっているため、AIの利用が消費者に確実に知らされるよう図りたい」と述べ、消費者に知る権利があることを明確にするための提案だとした。

FCCは、米大統領選がある今年の政治広告でAIが大きな役割を果たす見込みだと説明。ローゼンウォーセル氏は偽の画像や動画、音声を作成するディープフェイクを問題視する姿勢を示した。

ロイター
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