ニュース速報
ワールド

仏大統領「深刻な局面」と警告、総選挙で極右勝利なら金融危機と財務相懸念

2024年06月15日(土)06時23分

フランスのルメール経済・財務相(写真)は14日、同国の総選挙で極右が勝利すれば、金融危機のリスクに直面すると述べた。8日撮影。(2024年 ロイター/Sarah Meyssonnier)

[パリ 14日 ロイター] - フランスのマクロン大統領は14日、同国が「非常に深刻な局面を迎えている」とし、「戦争や前例のない経済問題など大きな問題が浮上している」と警告した。フランスでは現在、極右・極左の政治勢力が世論調査でリードしており、金融市場が動揺している。

マクロン大統領は両勢力を「過激派」とし、ともに政治的に真剣ではなく経済的にも現実的ではないとした。

フランスのルメール経済・財務相も同日、同国の総選挙で極右が勝利すれば、金融危機のリスクに直面すると述べた。

総選挙は6月30日に第1回投票、7月7日に決選投票が実施される。世論調査では、欧州議会選で躍進したマリーヌ・ルペン氏の極右「国民連合(RN)」の勝利が予想されている。

RNは電気料金の値下げ、ガスの付加価値税(VAT)引き下げ、公共支出の拡大を公約に掲げている。

ルメール氏はラジオ局フランスアンフォに対し「極右を見ると、うそで固めた綱領が見える」と発言。現在の政治不安が金融危機につながる可能性はあるかとの質問に「ある」と答え「申し訳ないが、彼ら(極右勢力)には、そのような出費をまかなう余裕はない」と述べた。

米大手格付け会社S&Pグローバル・レーティングも、RNの政策方針が財政悪化につながりかねないと懸念を示している。

一方、ルペン氏は14日、遊説先のフランス北部で「マクロン政権はうそをついている」とし、政府が財政の実態や過去7年間に行った改革の影響を隠していると批判した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イラン、米交戦終結案の精査継続 パキスタン経由で正

ワールド

イラン、米提案の停戦計画は「過度」 ホルムズ海峡の

ビジネス

メタ、複数部門で数百人を削減へ リアリティ・ラボな

ワールド

米国防総省、軍需品増産で防衛3社と枠組み合意 ロッ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」モナコ舞踏会に見る富と慈善
  • 2
    意外と「プリンス枠」が空いていて...山崎育三郎が「日本産ミュージカルの夢」に賭ける理由【独占インタビュー】
  • 3
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆保険」を達成した中国の医療保険の実態とは
  • 4
    「有事の金」が下がる逆説 イラン戦争で市場に何が…
  • 5
    デンマーク王妃「帰郷」に沸騰...豪州訪問で浮かび上…
  • 6
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 7
    【クイズ】2年連続で「世界幸福度ランキング」で最下…
  • 8
    地上侵攻もありえる...イラン戦争が今後たどり得る「…
  • 9
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 10
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 1
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公開...母としての素顔に反響
  • 3
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 6
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 7
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 8
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 9
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 10
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中