ニュース速報
ビジネス

午前の日経平均は反発、米株先物しっかりで切り返す 3万8000円台

2024年04月18日(木)12時14分

 4月18日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比129円07銭高の3万8090円87銭と反発した。写真は都内にある東京証券取引所で2020年10月撮影(2024 ロイター/Issei Kato)

[東京 18日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比129円07銭高の3万8090円87銭と反発した。朝方はマイナス圏でのスタートとなったが、米株先物やアジア株がプラス圏での推移となったことで徐々に下げ幅を縮小。プラス圏に浮上して高値で前場を終えた。

日経平均は前日の米株安の流れを受けて216円安でスタート。316円安の3万7644円91銭で安値をつけ、その後は時間外取引の米株先物3指数の堅調な動きなどを背景にプラス圏に浮上した。米ナスダック先物は0.30%高で推移、半導体関連株などは下げ幅を縮小し、日経平均の支えとなった。日経平均は前日までの3営業日で約1560円下落したため、自律反発を期待した買いも入ったとの見方があった。

きょうは半導体受託生産で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が日本時間午後3時に決算を発表する。市場では「決算への期待が高いだけに、株価はどっちに動くかわからない。このところ軟調な半導体関連株が下げ止まるかは様子を見たいところ」(みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジスト)との声が聞かれた。半導体関連株は大引けにかけて様子見姿勢が強まる可能性がある。

TOPIX(東証株価指数)も反発し、0.73%高の2682.58ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆0312億2800万円だった。東証33業種では、値上がりは保険、空運、繊維、非鉄金属、銀行など31業種で、値下がりは鉱業、情報・通信業の2業種だった。

主力株では、アドバンテスト、第一三共、ファーストリテイリングが日経平均を押し上げた。ソフトバンクグループ、富士フイルムホールディングスは3%超安。TDK、テルモもさえなかった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1474銘柄(89%)、値下がりは160銘柄(9%)、変わらずは17銘柄(1%)だった。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

9月実質賃金1.4%減、9カ月連続マイナス 物価上

ワールド

プーチン氏、核実験再開の提案起草を指示 トランプ氏

ワールド

北朝鮮、米国が「敵視」と制裁に反発 相応の措置警告

ビジネス

リーブス英財務相、銀行を増税対象から除外へ=FT
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイロットが撮影した「幻想的な光景」がSNSで話題に
  • 4
    NY市長に「社会主義」候補当選、マムダニ・ショック…
  • 5
    「なんだコイツ!」網戸の工事中に「まさかの巨大生…
  • 6
    カナダ、インドからの留学申請74%を却下...大幅上昇…
  • 7
    もはや大卒に何の意味が? 借金して大学を出ても「商…
  • 8
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 9
    若いホホジロザメを捕食する「シャークハンター」シ…
  • 10
    「白人に見えない」と言われ続けた白人女性...外見と…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 9
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 10
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中